詩情 9
*
「海を見ている」
海を見ている。唯、呆然と。
君の顔がみたい。君のすべてがほしい。
渚に語りかけてみる。君のことを。たった一人しかいない君のことを。
僕は哀れな浪人なのだろうか?ふと、考える時間がある。
今日、語り尽くしても、明日はどうなるかわからない。
君は僕から立ち去ろうとしているけれど、世界は忘れない。
僕は君の詩をこうして書いている。只、やみくもに。
朝は訪れを迎えた。そして全面に光を与えている。
嗚呼、なんと言えば良いのだろう。君がまた僕の胸元に寄りかかる夢を見ていたみたいだ。
現実は異なるかもしれない。でもね、君が僕を幸せにしてくれるなら、それが答えなんだ。
僕は手を差し伸べた。あとは君次第だよ。
愛している。
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